読書

高校生に読ませたい本

いつのまにかハテナ市民でなくなっていたたろへです。暑くてそうでなくても悪い頭に霞がかかっているような状態ですが、こういうのには参加せずにおれません。 敬愛する国語教師、Sa10kazuさんのBlogから。■緊急募集 http://d.hatena.ne.jp/sa10kazu/20060713…

静かにささやかに

「ふたりのイーダ」(松谷みよ子)読了。 戦時中に家を出たまま帰ってこない小さな女の子を、ずっと現代まで待ち続ける小さな椅子。 かわいく小さなファンタジーの世界を切り裂いて、戦争や原爆への怒りと悲しみが突如浮かび上がってくる。 戦争は終わっても…

寝正月

あけましておめでとうございます。 この日記を読んでいるみなさま(全国で推定5名)、今年もよろしくお願いいたします。 あたしは大掃除もせずに年が明け、ぐったりと寝正月を送っておりまし。せっかくだから推理小説の古典「黄色い部屋の謎」(ガストン・ル…

本は読んでます

今更と言われるかも知れませんが、最近はまんが「太郎」(細野不二彦)にはまっています。「郵便配達は二度ベルを鳴らす」(ジェームス・ケイン)とか「鶏-とり-」(山上龍彦)とかもとっくに読み終わってるのですが、作品を消化しきれていないのと、時間が…

寒い国から帰ってきたスパイ

『寒い国から帰ってきたスパイ』(ジョン・ル・カレ 早川文庫)読了。 まだドイツが、壁に隔てられ東西に分裂していた頃のスパイ小説。 まだ読んでなかったのが不思議なほど、昔から有名な作品なんですが、さすがに名作は古びないものです。任務失敗のため放逐…