野生のエルザ

こんばんは、41歳にして未だに両親と同居中のたろへです。
3年ぐらい前のことでした。朝の4時頃、僕が2階の自室で眠っていると、
「ぐわおう!」
というライオンの咆哮が階下から聞こえてきました。

「え、なんでうちにライオンがおるの?こわい!でも下にはおかあちゃんも妹もおるし、助けに行かなきゃ(父親のことはまったく思い出さなかった)」
と半分寝ぼけた頭で考えました。

中学の体育の授業で使っていた竹刀を片手に恐る恐る階段を降りてみました。降りてすぐの玄関には、たてがみを逆立て咆哮する巨大なライオンが……。いませんでした。
そのかわり1階のトイレの電燈がついておりました。
「ぐわおう!」
咆哮はトイレの中から聞こえてきました。トイレの薄い木の扉がビリビリ震えております。
トイレに入った母親(当時61歳)の「屁」の音でした。

力の限り脱力してしまった僕は2階にあがると、竹刀を押入れに片付けて暖かい布団に入りました。こんなに驚いて飛び起きたのは阪神大震災以来でした。
「次の母の日には『サイレンサー付消臭パンツ』をプレゼントしよう」
と考えながら寝ました。

以上のようなことをミケさんのbelow talkを読んで思い出しました。思わず「ぼ〜んふり〜♪」とか歌ってしまいました。