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1/2の日記のコメント抜粋。
# libra55 『昔、小学校でその映画を見ました。動く椅子が気持ち悪いくらいリアルでした。
椅子が橋から川へ身投げしたとき、川底から無数の死者の手が伸びてきて椅子を引きずり込もうとしたシーンもよく覚えています。』
# sa10kazu 『それ! そのシーンばかり異様にリアルに覚えてたんです。原作は全然ちがう味わいでした。』
# tarohe 『映画は観てないのですが、そんなシーンがあると、なんだか作品の意味合いが変わってくるような気がしますなあ。』
映画版「ふたりのイーダ」についてのコメントです。観ていないので確かなことは言えませんが、「夕凪の街 桜の国」を読んでなぜ映画版に原作に無いそんなシーンを挿入したのかわかったような気がします。わたしは何にもわかっちゃいなかった。それはあまりにも悲痛で哀しい生き残った者達の想いではなかったでしょうか。水を求め、傷を負って激痛にうめく人々を踏み越えて、それでも生きてこなければならなかった者の沈痛な想いやうしろめたさが「無数の死者の手」ではなかったでしょうか。
わたしは「戦争」や「原爆」を過去としかとらえず、つらい思いを全ておじいちゃんやおばあちゃん達に押し付たまま、のほほんと生きてきてしまったことを恥じています。「戦争」や「原爆」は現在進行形のことであるというのに。
あたしに今からできることはいったいなんなのでしょうか。
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<後記>
この映画も観てみようと思います。
http://d.hatena.ne.jp/maru04/20050123