釣崎清隆氏にお会いしました

昨日仕事で午前様。ようやく眠れたと思ったら正午にコピアキから電話。待ち合わせ1時からだと思っていたが、12時やったぞと注意を受ける。
眠くて頭ガンガン。結局1時に梅田に到着。コピアキに「そうさく畑」の参加申込書と参加費を渡す。

その後3時から2時間ほど仕事して、死体写真家、釣崎清隆氏の写真展観に本町へ。
おーつかさんも8/4に行ってた模様。

前日、某おしゃれなショットバーで釣崎氏とBURST編集長ご一行さまにお会いし、「写真展見に行きます」と約束したので。
「仕事で遅くなるなら9時まで開けておいてやるから」と眼光鋭い釣崎氏に言われたら行かんわけにはいきません。

会場のAuracrossに到着。地下1階にある会場への階段を下りていくとタコツボ氏(刺青マニア。全身和彫りでびっしり覆われている)と遭遇。gonchangらもさっきまで来ていたはず。こういうところでは必ず知り合いと会うなあ。

ドアを開けると目の前に釣崎氏。多分おぼえてくれてないだろなと思いながら会釈だけして、作品の方を見る。ここ何年かの代表作が陳列されている。3D写真のビューワーも会場の隅にしつらえてある。
会場内でガクトさん(梅田の某バー勤務、イベンターなども勤めている)の姿が。「きゅーきゅーうるさい」と言われる。どうもすみません。

体が反り返り道路で輪状になっている轢死体写真があり「これ5つ並べてオリンピックのトレードマークにできひんかなあ」とか考えておりました。

「写真買いませんか」と釣崎氏に言われ「おいくらですか?」とたずねる。片手を広げる釣崎氏。「5千円ですか?」とわたし。嫌な顔をする釣崎氏。5万円でした。まあそれぐらいするよな。母さん、また僕はしくじってしまいました。
お金持ちになったら買い占めてやろうと密かに決意する。

失敗の人生を悔やんでいるとガクトさんが「たろへちゃんはどれが好き?」とたずねてきたので、指輪をした手首がちぎれて道路に転がっている写真と、顔面つぶされてうつぶせに転がっている死体の傍らで可愛い女の子がカメラに向って微笑んでいる写真を指す。
ガクトさんの選んだのはでぶとやせの死体が同じ台に置かれている、グレイの色調で絵画のような写真。
やはりアートの感覚が優れたガクトさんは色彩やバランスなどに優れた作品を選ぶのだなあ。わたしは多少色彩やバランスが乱れていても、被写体と世間との関係性が示されているものが好きなのですが。

7時、閉館時間になったのでおいとますることに。蛮勇をふるって1996年発行の「別冊危ない1号/鬼畜ナイト」、釣崎氏のトークの頁にサインをいただく。ありがとうございます釣崎さん。お宝にするです。

写真の感想は一言で言うと「死はすべての人を公平に醜悪にする」。
このへんは別の機会にちゃんと文章にしたいですなあ。

ということを一週間以上たった今日(2004/8/16)に書いている、どうにもタイミングの悪い私でした。