深夜、家に帰る途中の街路樹の根元に、真っ白な猫の死骸がありました。目を見開いて死んでいました。
死ぬとき痛かったろうな、怖かったろうな。
見開いた目には死んでも今なお怒りの炎が揺らめいていました。
美しく白くしなやかな体を横たえた若猫。体を撫でてやりたい衝動をこらえながら家に帰りました。

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